企業理念

規則化・システム化・汎用化への挑戦

自然界の事象を法則化するとき、定性から定量へ、不定型から定型へ着目します。
ニッキは、情報という事象を、定量・定型へと差し向ける方法で追求しています。
この過程の中で、コンピュータを利用するシステムを、コンピューターメーカーおよびその顧客に提案しようとしています。
我々の情報加工業界には、この手法を確立した会社・集団はいまだ存在しておりません。
それには様々な理由があるのですが、主な原因に、コンピューターを中心として情報加工ツールの開発・改良速度が従来の技術進歩と大きく異なるために、これを利用する我々の側が振り回され技術の継承と発展が確立されていないことが上げられます。
ニッキは、利用技術に埋没する姿勢を正し、自然界の法則化手法を情報分野にもあてはめるよう挑戦しこれを会社の技術として継承していきます。

境界条件の緩和に向けて

個別アプリケーションから、汎用アプリケーションの開発へ
定量・定型化された事象をシステム化し、その中にコンピュータを利用することは、今日ではかなり容易に行える作業となっています。
いまこのレベルのシステム開発は、開発コストの低減が主要課題であり、新たな技術開発は必要とされていません。
等質の開発要員体制の確保が、システム開発の成否を決定します。
しかしながら、今日のシステムは、各個別の事象を限定的に、定量・定型化したにすぎません。
これでは、システム開発コストの低減およびトータルなシステムコストの削減は望めません。
ニッキは、各個別、限定的という境界条件をなくしていくことが、システムをより人間系に近づけると考えています。
すなわち、特定の人々を対象にした電算機利用システムから、より多くの人々に容易に利用されるシステムへと志向しています。
さらに、この境界条件を取り除く過程で得た技術の継承・拡大を図ることに重点を置いています。